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P 真空圧力 漏れ量 ●真空エジェクタ選定、使用上のご注意 !真空エジェクタは、ある一定の供給圧力において排気から間欠音(異音)が発生して真空圧力が一定にならないことがありま す。この状態で使用しても真空エジェクタの機能上は問題ありませんが、間欠音が気になる場合や、真空圧力スイッチの動 作への影響が考えられる場合には、真空エジェクタの供給圧力を少しずつ下げるか上げるかして間欠音が発生しない供給圧 力範囲でご使用ください。 ●真空エジェクタの供給圧力 !真空エジェクタは、標準供給圧力でご使用ください。  真空エジェクタは、標準供給圧力時に、最高真空圧力、最大吸込流量が得られ、吸着応答時間が向上する等のメリットがあ ります。省エネルギーの観点からも標準供給圧力で使用することが最も効率的です。過剰な供給圧力で使用するとエジェク タの性能が低下しますので、標準供給圧力を超える供給圧力で使用しないでください。 エジェクタの流量特性は、高真空タイプ(Sタイプ)と大流量タイプ(L タイプ)で異なります。 特に漏れ量のあるワークを吸着する場合は、真空圧力にご注意のうえ ご選定ください。 ワークとパッド間の漏れによる漏れ 量が多く、吸着が不完全な場合や吸 着搬送時間を短かくしたい場合には エジェクタノズル径の大きいものを ZH, ZM, ZR, ZLシリーズよりご選定 ください。 エジェクタマニホールドで同 時作動連数が多い場合、サイ レンサ内蔵型かポート排気型 としてください。 エジェクタマニホールドで連数が 多く集合排気の場合は、両側にサ イレンサを取付けてください。配 管で屋外等に排気する場合には、 配管による背圧がエジェクタに影 響しないように配管径を大きくし てください。 上図に示す様に漏れ量によって真空圧力が異ります。 漏れ量が30L/min(ANR)の場合、真空圧力はSタイプで−20kPa(q →w→e)、L タイプで−33k Pa(q'→w'→e' )漏れ量が5L/min(ANR) の場合、真空圧力はSタイプで−80kPa(r→t→y)、Lタイプで −47kPa(r'→t'→y')となり、漏れ量が30L/min(ANR)ではLタ イプの方が、漏れ量が5L/min(ANR)ではSタイプの方がそれぞれ高 い真空圧力を得ることができます。 従って選定に際し、高真空タイプ(Sタイプ)、大流量タイプ(Lタイプ) の流量特性をご確認のうえ、最適なタイプをご選定ください。 高真空タイプ 流量特性/ ZH13□S 大流量タイプ 流量特性/ ZH13□L エジェクタ選定上のご注意エジェクタノズル径選定上のご注意 マニホールド使用上のご注意 個別排気の場合集合排気の場合 機種選定方法 888