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空気圧システムにおいて、配管の内部などに水滴が発生し、機器の作動や寿命に影響することがあります。 このため、通常、供給する圧縮空気をエアドライヤなどにより除湿した後にシステムに送ります。しかし、装置の小型化、高速化の要求に伴い、 小型アクチュエータが使われる場合、除湿空気を使用しても結露し、故障が起こることがあります。 シリンダ選定の際には、下記の判定線図により結露判定を行ってください。 資料4 結露 線図の見方 結露対策についての詳細は、別冊「空気圧システムにおける結露対策」(ホームページに掲載)をご参照ください。 結露判定は、当社の「空気圧機器選定プログラム Ver.3.5」でも同様に行うことができます。 (1)容積比Kveを求めます。 次の容積比の定義式からKvを求めます。 Kv=――×―――― (2)供給空気の大気圧露点qと容積比Kveの交点wを求めます。 (3)交点wが該当する領域によって、結露するかしないかを判断します。 Vt Vc 0.1 Ps+0.1 Vt:配管の容積[cm3] Vc:シリンダの容積[cm3] Ps:供給空気のゲージ圧力[MPa] 条件 電磁弁切換間隔:ON 1秒、OFF 1秒 配管チューブ材質:ポリウレタン 拡大図 -50 -45 -40 -35 -30 -25 -20 -15 -10 -5 0 0 5 10 15 20 容積比 Kv 入口空気大気圧露点 ℃ Ps[MPa] 結露する領域 結露しない領域 0.7 0.6 0.5 0.4 -60 -50 -40 -30 -20 -10 0 0 20 40 60 80 100 120 140 160 容積比 Kv 入口空気大気圧露点 ℃ 結露する領域 結露しない領域 0.4 0.5 0.7 0.6 Ps[MPa] q w e 結露判定線図 エアシリンダ技術資料r 結露 1827 技術 資料