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4.EMC指令適合対策例
1)  EMC適合品を使用しない場合のEMC適合対策例
(例1) 静電気放電に関する試験項目(EN61000-4-2:1995 (ESD))で、未認定品を使う場合、装置全体でその製品を適合させるための対策は?
(適合対策例1)
未認定品に不適合動作が発生した場合には、作業者などがその製品にさわれない(静電気放電が製品に加わらない)ようにするなどの対策が必要となります。
(例2) 放射電磁界に関する試験項目(ENV50204:1995) で、未認定品を使う場合、装置全体でその製品を適合させるための対策は?
(適合対策例2)
未認定品に不適合動作が発生した場合には、放射電磁界が加わらないようアースされたシールド板などで、その製品を囲う(放射電磁界が加わらないようにする)などの対策が必要となります。
(例3) 放射ノイズ(エミッション)に関する試験項目(EN55011) で、未認定品を使う場合、装置全体でその製品を適合させるための対策は?
(適合対策例3)
未認定品の影響により不適合(放射ノイズが大きい)が発生した場合は、ノイズ源と他の機器との距離を離す、または放射ノイズ源(未認定品)を単独で盤内に収納する(放射ノイズを封じ込める)などの対策が必要となります。
以上のように、EMC適合認定品でない製品を用いた場合、第3者試験などにより、上記例文のような不適合が発生することもあります。その場合には、お客様自身において何らかの対策を施す必要があります。
上記したものは対策の一例ですが、装置全体の適合試験を実施するうえで極力、空気圧機器(センサ含む)の不適合を防止するため、 また適合させるための作業負担を軽減させるため、弊社ではEMC指令に適合した認定品を推奨しております。

2)  EMC指令、ソレノイドバルブの適合対策例 (適合認定品と未認定品の違いについて)
装置や機械のEMC認定試験を行う場合、安全を考慮するならば認定品を使ったものがより安全かつ確実に認定取得が実現できます。
未認定品、ソレノイドバルブの適合対策例
◆ 適合対策例1 [シャーシ板により、電磁界を遮断する]
 1) EN55011放射電磁ノイズを製品から発生させない。
 2) EN61000-4-2:1993 静電気ノイズを製品に加えない 。
 3) ENV50140:1993放射電磁界(80〜1000MHz)を製品に加えない。
 4) ENV50204:1995放射電磁界(900±5MHz)を製品に加えない。
 5) EN61000-4-8:1993電源周波数の磁界を製品に加えない。

ソレノイドバルブは、それ自体が有害なノイズの発生源ですので、未認定品を使った場合の有効な適合対策は、導電性金属板(シャーシ)などで覆い、 他の電子機器に近づけないことです。 (図解1参照) 適合認定品の場合、各EMC指令に定められた条件を満たしていることが証明されているため、製品仕様に応じた用途であれば、対策を施す必要がありません。ただし、EMC指令の規制値以上の電磁妨害波の影響がある場合はこの限りではありません。
◆ 適合対策例2 [フェライトコアで、高周波ノイズ通過を阻止]
 1) EN55011(伝導ノイズ)サージ電圧を配線から他の機器に加えない。
 2) ENV50141:1993 伝導ノイズを製品に加えない。
 3) EN61000-4-4:1995誘導ノイズを製品に加えない。

ソレノイドバルブは、それ自体がノイズ発生源として知られていますので、自らのノイズを他の機器に伝えない、また他の機器からの高周波ノイズを製品に伝えない対策として、配線にはフェライトコアなどを挿入する必要があります。(図解2参照)
適合品の場合、 対策を施す必要がありません。 ただし、EMC指令の規制値以上の電磁妨害波の影響がある場合この限りではありません。
◆ 適合対策例3 [信号線と動力(誘導負荷)線を分離する]
 1) EN61000-4-4:1995誘導ノイズを製品に加えない。

フェライトコアなどのフィルタを挿入しても、フィルタの1次側と2次側を近づけると、電磁誘導によりフィルタを入れた効果がなくなります。また、信号線は特に電磁ノイズの影響を受けやすいので、ソレノイドバルブの線とはなるべく離して配線する必要があります。
(図解3参照)
適合品の場合、対策を施す必要がありません。
ただし、EMC指令の規制値以上の電磁妨害波の影響がある場合はこの限りではありません。

3)  EMC指令、センサ関係の適合対策例   (適合認定品と未認定品の違いについて)
装置や機械のEMC認定試験を行う場合、安全を考慮するならば認定品を使ったものが、より安全かつ確実に認定取得が実現できます。 (センサ関係の製品は、イミュニティ対策が重要です)
1、 未認定品、無接点オートスイッチの適合対策例
◆ 適合対策例1[金属シールドで、外部電磁界から保護する]
 1) EN61000-4-2:1993 静電気ノイズを製品に加えない 。
 2) EN61000-4-8:1993電源周波数の磁界を製品に加えない。
 3) ENV50140:1993放射電磁界(80〜1000MHz、10V/m)を製品に加えない。
 4) ENV50204:1995放射電磁界(900±5MHz、10V/m)を製品に加えない。

外部から加わる静電気や電磁界ノイズがオートスイッチに加わることがないよう保護するため、金属シールド(シールド編組)により覆い、アース線を接続するなどの必要があります。(図解4参照)
(シリンダからの磁界のみ、検出できるようにする)
適合認定品の場合、各EMC指令に定められた条件を満たしていることが証明されているため、製品仕様に応じた用途であれば、対策を施す必要がありません。
ただし、EMC指令の規制値以上の電磁妨害波の影響がある場合はこの限りではありません。
◆ 適合対策例2 [フェライトコアで、高周波ノイズ通過を阻止]
 1) ENV50141:1993 伝導ノイズを製品に加えない。
 2) EN61000-4-4:1995誘導ノイズを製品に加えない。

外部からの誘導ノイズが配線に加わることがないよう、シールド編組などによりリード線を覆い、保護する必要があります。
また、オートスイッチが、高周波ノイズにより誤動作しないよう配線途上にフェライトコアなどを挿入する必要があります。(図解5参照)
適合品の場合、対策を施す必要がありません。
ただし、EMC指令の規制値以上の電磁妨害波の影響がある場合はこの限りではありません。

4)  ノイズ対策例
装置の種類は、さまざまですが基本的にEMC指令に適合させるためには、以下のような方法を確実に実施(ノイズ対策)することが有効です。
1) 機器を密閉された金属製の盤内に設置する。
(放射ノイズを封じ込める、または遮蔽する)
備考:
放熱などの影響で完全に囲うことができない場合は、パンチングメタルで、幅の短いスリットを設けることや金属メッシュなども有効な手段です。
2)ノイズフィルタを設置する。
(伝導ノイズの進入を防止する。または減衰させる)
備考:
入力線と出力線を近づけると誘導によりフィルタを入れた効果がなくなる場合もありますので、注意して下さい。
3 )確実な接地(セーフティグランド)を行う。
備考:
電子機器において、グランドとは基準となる電位である。つまりグランドは常に0Vでなければいけません。配線にも抵抗があるため、右図OKの配線がNGのものよりも望ましい。
4 )信号線はツイストペア(線を束ねる)にする。
備考:
センサなどの信号線は、電磁誘導ノイズによる影響を受けやすいため、信号線どうしを束ねることも有効なノイズ対策です。
(例えば、ノイズ電流により発生する磁界の向きを束ねることで打ち消し合う効果が期待できる)
また、モータなどを駆動する動力線は、信号線と分離する。及びシールドするなどして電磁ノイズの発生を防止して下さい。
5) ノイズ発生源を特定し、他の機器との距離をおく、または単独で盤内に収納する。
(放射ノイズを封じ込める、電気的誘導を防止する)

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